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エノテーカ ピンキオーリでの幸せな夜。 

10年前の欧州旅行をふと思い出して、
先日行ったリストランテのご紹介をします。
料理の写真はありませんが、メニューはそのまま掲載しました。
旅とリストランテを混ぜた文章で実用性はありません。

お時間があるときにお読みください。




学生時代にパリに住んでいたことがある。
住んでいたといっても、2週間程度の話だけれど。
「一人で住んでいる」と思ったのは初めてのこと。

夏休みの3か月にわたる欧州パックパック旅行の最終地。

そこが、フランスのパリだった。

日本への帰国のチケットが、あいにく満席であり、
ボクの学割チケットでは、席が取れず時間が必要だったのだ。

日本では、もう学校が始まっていた。
それでも、パリに住んでいるという優越感も手伝って、
後期の履修登録を友達に任せ、のんびり過ごしていた。

長い旅の間に覚えたタバコをパリでは、
ゴロワーズに替えてパリの気分を満喫していた。

住んでいた場所は、パリの北駅から近いモンマルトルのそば。
そう書けば、イメージはよいけれど、
実際は、周りはアフリカからの移民だらけで、
パリジャンの姿はほとんど見ることのできないエリア。

旅先で知り合った人から教えてもらって
幸運にも短期のアパルトマンに格安で泊まれたのだ。

食事はつかないけれど、キッチンはきれいで、
調味料から調理器具、家具もそろっている。

近くの総菜屋でおかずを買って、フランスパンに
ワインという夕食はことのほか美味しかった。

主食のパン、クロワッサンやコーヒーがうまい。
今まで訪問してきた国に比べて、
なんでこんなに美味しく作れるのだろう
と不思議に思ったぐらいだ。
欧州を旅すれば、地域や国の食生活の差を実感するはずだ。

都市としても、パリは見るものがいっぱいあった。
ルーブルオルセーピカソの美術館めぐり、
カフェで本を読み、古本市でポストカードを買ったり、
ブランド物の店を冷やかしてみたり。
エッフェル塔に登り、シャンゼリゼ通りを歩く。

道行く日本人が3泊程度で帰国する中で、
滞在期間に恵まれていたと思う。
2週間、おのぼりさんを満喫していた。

第二外国語のフランス語を駆使して、
会話できたことも、楽しさを倍増させた。

残念だったのは、
本格的なフランス料理を堪能できなかったこと。

貧乏なバックパッカーには、連れもいないから、
レストランに入ることだけはできなかった。

それ以前にお金もなかったし、ドレスコードを守れるほどの
身だしなみを整えることすらできなかった。

レストランの前で、メニューを眺めながら、
ここは敷居が高いとおもい、入るのをためらったのは、
一店だけではない。

一人でレストランに入り、食事を食べることは
バックパッカーには拷問に近い。周りのカップルが
「あの人は、何を食べているのかね?」
とネタにされるのが、いいところだ。



それから、10年がたって、フランス料理ではないけれど、
日本で、最高のイタリアンのリストランテに行く機会に恵まれた。

ここまで、格式の高いレストランに踏み込むのは初めてだ。

エノテーカ ピンキオーリ

フィレンツェでも予約をしなければ入れないという名店。

そこで頼んだコースメニューがこれ。

■注文したワインVOSNE ROMANEE 1er CRU
         Aux Brulees 2000
■メニュー カプリッチョ

○ドライポルチーニ茸の衣を纏った車海老 ポルチーニ茸のパッサートと共に
○帆立貝 自家製豚バラ肉の塩漬けのロティとアスパラガスと共に
アラブ風ひもの煮込みを添えて
○まながつお ヴァニラが香るウイキョウと魚のスープ仕立てのソースと共に
○仔牛腎臓のミトネと黒キャベツのソテー バルサミコビネガーのソースとジンジャーの香りを添えて
○黒トリュフで和えたタリオリーニ タレッジョチーズのフォンデュ
○アイスランド産仔羊背肉 タイムと共にロースト
白隠元豆の煮込みグラタン 黒オリーブとケッパーのソースと共に
○洋梨をレモングラスの香りと共にコンポートに、ココナッツミルクのゼリーとヴァニラのジェラート
○ワゴンチーズよりお好みで
○小菓子、コーヒー



イベリコ豚のソテーを食べたのは初めて。

ウイキョウを食べたのは初めて。

トリュフがあれだけいっぱいかかっているパスタを
食べたものも初めて。

チーズも、
 イチジクの葉で包んだヤギの乳のチーズ
 メルローで漬けたチーズ
 トマトジュースで漬けたチーズ
 (今まで食べたことがないものをオーダー)

デザートに、
 生で食べるのが一番だと思っていた
 ラ・フランスをコンポートを食べたのは初めて。

ワインは、ピノ・ノワール
 ピノなのにカベルネなみの深みがあった。
 ワイン畑のグレードを示す1er CRU(プルミエ・クリュ)
 を飲んだのは初めて。
 
ワインリストが、
 電話帳のように厚く、
 値段も天井知らずの幅の広さ。
 ワイン選びには、ソムリエさんに助けられた。

料理は皿が同じタイミングで給仕され、
すっとフォークとナイフを並べてくれる。

これだけではないが、全体的に
行き届いたサービスに感激。

圧巻なのは、テーブルに着くまでに
ワインが並ぶガラスケースの前を歩くところ。
ビンテージワインがごろごろと並ぶあの通路は、
一見の価値があると思う。

若い旅人にはできなかった小さな憧れが、
この年になってできるようになっている。

20代後半の年を重ねてきた最近は、
若さを失うようで、どこか哀しさを伴ったけれど、
こんな経験を増やせるなら、むしろ悪くない。

若いころできたことを哀しく憂うよりも、
年を重ねることで味わいが増えることもある。

凛とした、かっこいいオヤジになれますように・・・

ご馳走様。。


ぜひ、記念日に大事な人と行ってみては
とお勧めします。
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コメント

いいですね

うらやましいかぎりです^^
最近はお酒にお金と時間と肝臓を?費やしてばかりデス。おいしい食事は心と体にぐっと染みますよね。何より大切な人とその時間を共有できるのがとても素敵な事ですね^^
スコットランドには行けなくなってしまいました><;
ふらふらしてるのもどうかと思い、少しでも働こうかとダイニングバーの面接を受けたらあっさり決まってしまいました・・ダイニングバーといってもちょっとお洒落な居酒屋みたいな所ですが・・でも週に三日程度だけなのできちんと物件探しもがんばります!
オープンできたらぜひやまぎさんもいらして下さい^^もちろんモルト用にテイスティンググラスは用意しておきます!

今回は、ほんとうに幸運な機会に恵まれました。
またこんど、同じ値段で行くかというと、考えてしまいます。
(おごってもらいましたが・・・)

安くてうまい店。
接待でなければ、背伸びしなくていいなと・・・
よく知っている店を大事にしたいと
思ったのでした。

店の物件を探すのは、すごく大変そうですね。
バーは、場所も大事だし、物件条件があり、
改装など費用がかかりそうですね。
よい物件にめぐり合えますように。

アイラモルトも充実の品揃えで、
お願いしますね(笑)

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