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アイラ島のウィスキーを巡る旅 その4 

9月13日(火曜日) アイラ島の蒸留所巡り(前編)

 朝、本を読みながらうとうと…
物音一つしないため電気をつけたままいつの間にか寝てしまった。今日は、旅を始めて以来の男3人が別々の部屋なのである。これ夜ほど静かで平和な夜はなかった…と思う。
 無音には、音があることを、島の人は知っているのだろうか。グラスゴーや東京などの大都会から来ると、音がしない音がすることに気がつく。シーンというあたりまえの表現より、ポーという感じ…それって、伝わるかな。

 起きてみると天気は、昨日と変わって、厚い雲が上空を覆っている。こういう天気がアイラ島では普通で、昨日のような快晴はむしろ珍しい。寒々としているけれど、平和な風景が窓から見えた。

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 さて、今日はどんな一日にしようか。

今日の予定は、
Bowmore蒸留所見学→牡蠣の養殖場→Kilchoman蒸留所
→Bruichladdich蒸留所→昼食→Caolila蒸留所
→Bunnahabhain蒸留所→夕食
 ホテルはロッホサイドホテル

■Bowmore蒸留所の見学

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 見学の全体の流れは、前日のLaghroaigと変わらない。
同じスコッチだから当たり前であるが、細かい細部が変わってくる。

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フロアモルティングは、機械を使わないやり方、ウォッシュバックという発酵させるための容器も、Laghroaigがステンレスであったのに対して、ここでは木の樽が使われている。作業全体を通して、手作り感覚が伝わる蒸留所だった。Laghroaigが近代化したのに対して、Bowmoreはその道をとらず昔ながらの製法にこだわっている。

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案内してくれたのは、イアン・マクファーソンさん。ウィスキー好きな人なら知っている、サントリーの広告に登場しているBowmoreの所長さんが直々に説明してくれた。

 ここで見つけたすごいものは…あのサントリーの佐治敬三さんのオーナーズカスクを発見。ボウモア蒸留所の樽貯蔵庫に眠っており、頼んでそれを見せてもらうことができた。

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この蒸留所をサントリーが持つことの賛否はあっても、一人のウィスキー好きな日本人が、地球の反対側に同じように来て、自分だけのカスクを持っているその事実がうれしいのだ。
同じ趣味を持つ人間としての連帯感であり、先人に対して同じ地面を踏んだことへのロマンなのかもしれない。時が止まったようにひっそりと眠る樽には、畏敬の念すら感じた。
 見学ツアー参加費2£。


■アイラ島で牡蠣を食べる!!
 
次の目的地は、移動の途中にある牡蠣養殖場。

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スコットランドの西の果てアイラ島なんかで牡蠣?って思われるかもしれないけれど、牡蠣なんです。海で養殖して出荷までの間を、畑の真ん中の水槽で生かしている。実はこの牡蠣、アイラ島を訪れる多くの人々がウィスキーをかけて食す代表的なアイラ島の名物。テレビのウルルンでも主人公が食べ、『僕らの言葉がウィスキーだったら』の村上春樹氏も食べている。

Bowmoreの街から30分ほど北に行ったところにある牡蠣の(ファーム?という表現はおかしいかな。)そこで待っていたのは…本当に小さな入り口と、牡蠣のイケス。好きな人しかこないんだろう…しなびた感がすごい。

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牡蠣を一ダース頼む。3人で一人4個の計算。

牡蠣はマガキという種類なのか、日本でよくある海藻を含んで表面がぷくっとしている冬場の三陸海岸の牡蠣などと比べて、身は小さめ。
まずは何もかけずに食べてみる。ミルク分が多く濃厚な甘さが口の中に広がる。磯の香りもするのだけど、日本の牡蠣ほど磯臭さはなくむしろ甘い。

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次に、Bowmoreをかけて食べる。

これがやりたくてここまできた!!

Bowmoreをかけることによって牡蠣のミルキーな甘さがのピリッとした味で引き立つ。口の中で香ばしさと磯の香りが混ざり、冷たい牡蠣をかみながら、ウィスキーのアルコール分が暖かさを口の中にくれる。Bowmoreが主でもなく、牡蠣が主でもない、それで一つの調和した料理となっている。

日本の牡蠣ではこうもうまくいかないのだ。

絶品!!!

後編に続く…
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