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ザ・ウィスキー・ワールド隔月刊行化への憂い 

前回は、重い気分につき合わせてしまってすみません。

口直しに、雑誌「ザ・ウィスキー・ワールド(THE Whisky World)」の話を大袈裟にしようと思う。

whisky_08.jpeg

大人組の別冊として季刊で出版されている日本国内で唯一のウィスキー専門雑誌である。

このザ・ウィスキー・ワールドという雑誌、マニアのウィスキー全般の知識欲を満たす役割を担っている。winter Vol.8は、ローランド特集で、エジンバラの紹介とその周辺の蒸留所のリポートで構成され、あとはその地にちなんだ文豪の人物紹介や連載がある。ちなみに、価格は1,300円で、だいたい100ページ以下のボリューム。

その雑誌が、次号より隔月で刊行される予定だ。

刊行の間隔のそれぞれの役割を考えると、季刊誌は長いスパンで捉えた情報を捉え重厚な特集を中心とした誌面で、隔月刊行誌はより短いスパンで細かいニュースから拾って時事的な誌面で、読者に訴求するのが意義だろうと思う。ウィスキー業界や、それに関連する知識は、IT業界などと違って日進月歩でニュースはなく、酒が熟成するかのようにゆっくりだから、隔月化する意味はなんだろうかと疑問があるのだ。

ウィスキー専門誌ゆえに、ウィスキー好きの読者の様々なニーズを満たすような読み物が満載されている。それでも、記事の好みは人によって分かれる。蒸留所のリポートに価値があるのは、簡単に現地に行くことができないから作り手の心意気を伝える写真や文章が意義を持つ。彼の地の文豪を取りあげるには、日本になじみのない地域の文化を知ることで、洋酒の歴史を知り味わいが増すのだろうという理由が考えられる。雑誌の作り手からすれば、読者が読みたいものと合致する記事は、その中でも1本か2本にすぎない。一冊ごと練り上げた企画と十分な取材で読ませる記事を作るのは、たいへんなことだと思う。

次号の特集は、アイラ島である。モルトウィスキーのなかでもアイラ島は人気があるから、現地の最新事情は読まれる記事になるだろう。それでも、「特集2」という扱いだ。特集に番号をつけて1、2、3として何が本当の特集なのか、キャッチーなタイトルだけで中身がない記事になりはしないか。加えて、アイラ島はこの雑誌の創刊時に特集を組んでいる。むろん、切り口を変えて、キルホーマンなどの新しい蒸留所を取り上げる予定とのことだが・・・隔月化することで特集の内容が薄くなるようならば、一冊の単行本を買うほうが詳しくて便利だ。

1,300円を2回も我慢すれば、2,600円。となれば単行本でモルトの知識を網羅した良質の本が手に入る。最新動向は、ウィスキーワールドのニュース欄のみで、立ち読みで済ませるのに十分な量である。雑誌が、本来の目的を失ってコレクションするために買わされるという状況に陥らないように内容を吟味して、買うかどうかの判断をしたいと思う。

しかるに次号の内容は、要チェックである。


つらつらと勝手なことばかり言っておりますが、一人の愛読者として、杞憂となってほしいと願うばかりです。
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コメント

ごぶさたしております

やっと開店しましたあ!!
寝ずの日々が続きお肌と手がぼろぼろです;;

TWWは私も毎回購入してます。最新号はまだ買ってないので楽しみです。
(私の住んでる町には売ってないのです^^:)

店を始めてしばらくは休まないので今年はライヴに参加できなそうです;;
やまぎさんの臨場感あふれる報告を待ってます!!

それから、とても奇遇な事に私の店の日本酒は飛露喜無濾過純米です。ビックリしました。日本酒は2本しか置いてないのに・・。あとの1本は七田の純米です。(純米好きなもので)

お酒はまだまだ少なく、店もこざっぱりとした小さな城ですが日々楽しんでやっていきたいです^^

開店おめでとうございます!

おめでとうございます。

開店準備をしているとのご連絡から、どうしたかなーとふとした時に思い出しておりました。順調でなによりです。

どうですか?お客さんの入りは。
ぜひ、遠征させてくださいませ。

あと、飛露喜をお店におかれているとはびっくりしました。日本酒なら、純米と決めておりまして、飛露喜は日本酒でこんなに美味しいのがあったのかとびっくりしたお酒でした。
不遜な言い方ですが、このお酒にはレスがつかないと高をくくっておりましたが、まさかまさかそんなことがあろうとは・・・わかる人にはわかるんだなー。同好の士として、心強いです。勝手ですがw

かつて、「Arigatt」という隔月発行の飲食雑誌がありました。
数ある飲食雑誌の中でも、飲食店をキーに食のトレンド、方向性、独立する事の難しさ、楽しさなどを中心とし、
他の雑誌とは一線を引いた特集が魅力の雑誌でした。
大学時代から愛読していた雑誌で、
「スローフード」「フーディング」「カジュアル・ダイニング」「ハモン・イベリコ」「エルブジ」
などを広めたのはその雑誌のおかげかと。まあ、あんまり一般的じゃない言葉もあるけどさ。
人気の高さから月刊誌へと格上げされたのだが、その途端にクオリティが落ちに落ちて。
残念ながら、月刊化から1年足らずで廃刊に。

いちウイスキーファンとして、ウイスキーワールドがそうならないことを祈りつつ。
マニアックな特集になりすぎるとエントリー層は買えないし、ネタが尽きるのも早そう。
エントリー層に寄り過ぎると僕らとしては物足りないし。
ちょっと怖いのが、代替の雑誌が無い事。
他誌があるなら方向性も決めやすいとは思うけれど、残念ながら日本で唯一無二のウイスキー専門誌。
土屋守氏の匙加減1つで、日本のウイスキー文化の未来が変わる。

「憂い」を表明するために、いろんなサイトを見てまわりましたが、どこも賞賛ばかりのコメントでした。

健全なる批評の精神が、よい雑誌を作るのだと信じています。

だからこそ、言いたいことや思ったことは、表明するわけです。ウィスキーの味を表現することがブレンダーの仕事なら、読んだ感想をちゃんと伝えるのが読者の役割だと思うから。

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