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アイラ島のウィスキーを巡る旅 その5 

9月13日(火曜日) アイラ島の蒸留所巡り(後編)

■Kilchoman Distillery

牡蠣で満足した後、僕らが向かったのはKilchoman Distillery。
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ここは、今年から創業のできたて、ほやほやの蒸留所。製品が出来上がるのは2010年なので、試飲などはできない。蒸留所内の見学だけをさせてもらった。

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まだ新しいスティルポットに、ペンキを塗りかえたりしているフロアモルテイング場。すべてがピカピカ、真新しさが素敵である。

ここのウィスキーは、すべてがアイラ島で作られたものを使うといい、香りは、アードベックよりも強烈なものを目指すという。その出来栄えが今から楽しみである。

昼ごはんをここでもとることが可能。
簡単なスープとパン。もしくはサンドイッチを楽しむことができる。

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■Bruichladdich Distillery

次は、Bruichladdich Distillery。
エメラルドグリーンが特徴的なボトルで、味はより麦芽の香りが強く残り、ピート臭はかなり強いほう。ここでは、3種類、Infinity、3D、あと忘れた・・・。ティスティングができた。ちなみに、ここの熊のぬいぐるみはかわいいので、お土産に最適。

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■Caolila Distillery(ここだけエッセイ調)

さて、Bruichladdich Distilleryを見た後は、島の北東の蒸留所群へ向かう。
湊へ抜ける道の手前側にあるのは、Caolila Distillery。
「カリラ」と発音する、名称はゲール語で「海峡」という意味。

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 訪れた人ならば、ここの蒸留所は、光の使い方がうまいことに気がつくだろう。スティルハウスがガラス張りで有名なのはもちろん、レセプションの採光も考えられている。

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 暖かい光の中で、受付の人のよさそうなおじいさんが、挨拶もそこそこに「飲むか?」と、ティスティングにしてはかなりの量をグラスに注いでくれ、「うまいか?」って聞いてくれる。日本語だって、「おいしい」ということを伝えることが困難なのに、英語ならばなおさらその感覚を伝えるのは困難だ。

 「ワンダフル、パーフェクト、ファンタスティック」など、味を賞賛する英単語は言葉はいくつもあろうが、外国人の僕らが慣れない英語で伝える言霊(ことだま)はきっと通じないだろう。僕らにできたのは「うまいっす!」と、精一杯の幸せそうな顔で言うだけだった。

 言葉は足らずとも、このフィーリングをもっておじいさんと通じ合えたと確信したのは僕だけでないはず。おじいさんの優しい眼差しは、どんなに言葉をつくすよりも、ウィスキーを通して伝わることがあるといっているようだった。この瞬間、3人が「もし僕らの言葉がウィスキーだったら」の感覚で、このおじいさんと繋がった不思議な感覚を共有した。

 よくも遠い日本から来たねぇ…という会話のやり取り中で、遠くまで来たことへの哀愁が大きくなり、遠く離れた場所でウィスキーを作り続けている人たちと会うことで、想いやその場の空気が家族みたいだった。

 今、この会話をしている瞬間にできあがるウィスキーを、飲むのは早くても12年後。今のこの会話を、スティルポットから流れ出る若いアルコールたちは聞いているのだ。

 ティスティングには、やや量の多いモルトの力強いアルコールを味わう中で、この島に悠久の時が流れ、ウィスキーの作り手の歴史、島の風土、気持ちいい風や西日のふわっとした太陽が全部まぜこぜになって頭の中に去来し、ちょっぴり切なくなった。

 この瞬間、この場所に僕を連れてきた運命と偶然に感謝した。

 この感覚、旅でないと味わえない。

 なんだか、ありがとうって、口にするのが正しい気がした。


■Bunnahabhain distillery

 こんなに感動をした蒸留所を離れるのは、忍びないが、明日帰ることになっているタケさんは今日中にアイラ島の蒸留所を廻らなければならない。近くにあるBunnahabhain distilleryへ急ぐ。

 ピーティーでないウィスキーを作っているBunnahabhain。概観は、他の蒸留所が白壁なの対して、ここは灰色を基調としているのが特徴。時間も時間であっただけに、レセプションでグッズを眺め、記念写真をとり、ピンバッチを買って退散。

 あまり、いなかったので詳細な情報は取れません。


■夕食とバーでの飲み

Lochside Hotelがこの日の宿。以前は400種類のモルトがあったと噂のすごいバーがある。バーのバックカウンターの壁にはアイラモルトのみのストックが圧巻である。

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アイラ島のウィスキーを巡る旅 その4 

9月13日(火曜日) アイラ島の蒸留所巡り(前編)

 朝、本を読みながらうとうと…
物音一つしないため電気をつけたままいつの間にか寝てしまった。今日は、旅を始めて以来の男3人が別々の部屋なのである。これ夜ほど静かで平和な夜はなかった…と思う。
 無音には、音があることを、島の人は知っているのだろうか。グラスゴーや東京などの大都会から来ると、音がしない音がすることに気がつく。シーンというあたりまえの表現より、ポーという感じ…それって、伝わるかな。

 起きてみると天気は、昨日と変わって、厚い雲が上空を覆っている。こういう天気がアイラ島では普通で、昨日のような快晴はむしろ珍しい。寒々としているけれど、平和な風景が窓から見えた。

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 さて、今日はどんな一日にしようか。

今日の予定は、
Bowmore蒸留所見学→牡蠣の養殖場→Kilchoman蒸留所
→Bruichladdich蒸留所→昼食→Caolila蒸留所
→Bunnahabhain蒸留所→夕食
 ホテルはロッホサイドホテル

■Bowmore蒸留所の見学

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 見学の全体の流れは、前日のLaghroaigと変わらない。
同じスコッチだから当たり前であるが、細かい細部が変わってくる。

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フロアモルティングは、機械を使わないやり方、ウォッシュバックという発酵させるための容器も、Laghroaigがステンレスであったのに対して、ここでは木の樽が使われている。作業全体を通して、手作り感覚が伝わる蒸留所だった。Laghroaigが近代化したのに対して、Bowmoreはその道をとらず昔ながらの製法にこだわっている。

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案内してくれたのは、イアン・マクファーソンさん。ウィスキー好きな人なら知っている、サントリーの広告に登場しているBowmoreの所長さんが直々に説明してくれた。

 ここで見つけたすごいものは…あのサントリーの佐治敬三さんのオーナーズカスクを発見。ボウモア蒸留所の樽貯蔵庫に眠っており、頼んでそれを見せてもらうことができた。

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この蒸留所をサントリーが持つことの賛否はあっても、一人のウィスキー好きな日本人が、地球の反対側に同じように来て、自分だけのカスクを持っているその事実がうれしいのだ。
同じ趣味を持つ人間としての連帯感であり、先人に対して同じ地面を踏んだことへのロマンなのかもしれない。時が止まったようにひっそりと眠る樽には、畏敬の念すら感じた。
 見学ツアー参加費2£。


■アイラ島で牡蠣を食べる!!
 
次の目的地は、移動の途中にある牡蠣養殖場。

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スコットランドの西の果てアイラ島なんかで牡蠣?って思われるかもしれないけれど、牡蠣なんです。海で養殖して出荷までの間を、畑の真ん中の水槽で生かしている。実はこの牡蠣、アイラ島を訪れる多くの人々がウィスキーをかけて食す代表的なアイラ島の名物。テレビのウルルンでも主人公が食べ、『僕らの言葉がウィスキーだったら』の村上春樹氏も食べている。

Bowmoreの街から30分ほど北に行ったところにある牡蠣の(ファーム?という表現はおかしいかな。)そこで待っていたのは…本当に小さな入り口と、牡蠣のイケス。好きな人しかこないんだろう…しなびた感がすごい。

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牡蠣を一ダース頼む。3人で一人4個の計算。

牡蠣はマガキという種類なのか、日本でよくある海藻を含んで表面がぷくっとしている冬場の三陸海岸の牡蠣などと比べて、身は小さめ。
まずは何もかけずに食べてみる。ミルク分が多く濃厚な甘さが口の中に広がる。磯の香りもするのだけど、日本の牡蠣ほど磯臭さはなくむしろ甘い。

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次に、Bowmoreをかけて食べる。

これがやりたくてここまできた!!

Bowmoreをかけることによって牡蠣のミルキーな甘さがのピリッとした味で引き立つ。口の中で香ばしさと磯の香りが混ざり、冷たい牡蠣をかみながら、ウィスキーのアルコール分が暖かさを口の中にくれる。Bowmoreが主でもなく、牡蠣が主でもない、それで一つの調和した料理となっている。

日本の牡蠣ではこうもうまくいかないのだ。

絶品!!!

後編に続く…

アイラ島のウィスキーを巡る旅 その3 

9月12日(月曜日) グラスゴー→アイラ島(蒸留所見学)編


朝5時30分起床。
手早く朝食:前日買ったスープにパン、桃とヨーグルトにコーヒー。
朝早いので、ホテルの朝食に間に合わない。
ほぼ自炊に近いこのご飯も軽くお腹に入って美味しかった。

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7時ホテル出発:7時20分ブキャナンバスターミナル着↑
 (朝も早いので、アイラ島に行く人はターミナル近くのホテルがいい)

国内線チェックイン
7時40分発のグラスゴー国際空港行きバスに乗り、8時過ぎグラスゴー国際空港着。
BAの自動チェックイン機で手続を完了させ、待合室へ。「アイラ島行きの方は、ボーでリングゲートに進んでください。」このアナウンスで、初めて「Isle of Islay!」の発音を聞く。この瞬間「アイラ島」と聞いたことで、やっと目的地だという嬉しさがこみあげてきて、三人そろって顔を見合わせ、にやついた。この顔は、一生忘れまい。

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いよいよ、待ってました、プロペラ機でアイラ島へ向けて出発。
出発時間は9時。ちなみに一日2便あり、日曜日は運行がないからご注意を。雲をちょっと突き抜けたぐらいの低い高度での飛行を45分。眼下には、アイラを隔てる海と遠くに広大な平地が現れてくる。ここがアイラ島なのか・・・思っていたより大きい。空から見るアイラ島は広大であった。そして写真でしか見ることなかった場所に、ついに降り立つ。

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(右写真、第二次大戦に使用されたガスマスク。空港ロビーにて)

 小さなターンテーブルを抜け、アイラ島ゆかりの品が並ぶ小さな空港ラウンジを通り抜け、レンタカーの手続き。ここで国際免許証を提示。初めて海外でレンタカーを借りる手続きをする。手にした車は、赤いワーゲンのゴルフ。久しぶりのMT車。

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(アイラ島の道は、まっすぐ。)

 ついたのは、まだ午前中だから、ボウモアの見学を終えたいと思っていってみるも、11時の回の見学はやっていないとのこと。そのため、計画を変更し、昼食。

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ここで初めてのスコットランドの伝統料理、ハギスを食べる。タケさんの注文するブラックプディングがそれ。若干塩味が聞いている、豚の血を固めたもの。滑らかに口にすべる濃厚な味。美味しい。

 おなかいっぱいの後、早速Ardbegへ。いつも写真で見ていたあのロゴの前に立つ。

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同じことをLagavulinでも繰り返す。

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みんなのはしゃぎっぷりをあらわすとしたら、

「そう、ここはアイラ島だぜ!!!」

「OK,カモンベイベーー」


って、BOOWYが昔言ってたっけ。
 
などというほど、ほくそえんでいたのだ。

(なお、正確には「そう、ここはTOKYOだぜ!」が正しい。ライブ音源ご参照。)
それぐらい顔面の神経緩みっぱなしの3人だったことは、
こんなアホな会話で理解いただけるだろうか。

そして、蒸留所見学の予約していたLaphroaigへ。
ここのロゴは、見慣れていただけにその前に立つことができた喜びはとりわけ大きかった。
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気持ちいい日差しの中で、ラフロイグの前の岸にうち寄せる波をぼんやり眺めたことが最高の思い出。(アイラ島の「ただいま」のログをご参照)

しばらくして蒸留所のツアーが始まる。麦芽の話から、フロアモルティング、ピートの説明、撹拌、発酵、蒸留、熟成とそれぞれの段階ごとに丁寧な説明がある。

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(左写真、土のように見えるのがピート。以前のログをご参照。)
最後に、Friends of Laghroaig(FOL)に登録している人は、それぞれ訪問証明書が贈られる。FOLの証明書は、登録手続きが完了するとPDFで送られてくる。このコピーは、アイラ島に来るぐらいの熱心なウィスキー狂であれば持っているものだ。

僕らが手に持っていると、「おー、君ももっとるのか、はっはっはっ。」ってな感じで、デンマークから来たツアー参加者やイギリスから来たおじいちゃんと、またたく間に意気投合できてしまうのは同じ趣味を共有するからである。ネットを使うのに、かなり年配のおじいちゃんまでが持っているのだから、恐れ入る。

ちなみに、2005年9月現在、FOLで登録済みの人が見学後に、もらえるミニボトルは、200ccとなっていた。ミニボトルよりも、4倍ぐらい多い。ほっぺが落ちそう。

そして、なによりももらう瞬間、FOLを持っていない人もいる中でうらやましそうな視線の中でもらえる優越感が、たまらない。勢い余って僕は、記念にショットグラスを買ったのだった。
 
その後は、ポートエレンで寄り道をしつつ、のんびりドライブして、ボウモアの町にもどる。

本日の宿は、The Harbour Inn Hotel。今回の旅の中でも最高値のホテル。
ここでのディナーのよさは、行かれた人はすべて絶賛なのですが、僕らにはちょっと敷居が高すぎ。

夜ご飯は、ボウモアホテルにて。
頼んだ料理は、ラムのシチュー、鹿の煮込み、海鮮物のホワイトソースを食す。それにてんこ盛りの、ポテト(マッシュしたもの、チップス、ゆでたもの)、ブロッコリー、にんじん、キャベツ、大根に似たものがついてくる。厨房が忙しかったのかドリンクのメニューを最初に頼んでから、料理がくるまでに約1時間ギネスを飲んで待たなければならない。ビールで腹がふくれる・・・むろん、ポテトは食いきれず屈辱的にちょっと残した。

その後、同じ場所にあるバーに移動し、飲むことにする。

僕はLagavulin 16年をいただく。一杯3ポンド(660円)。

実はそれまでLagavulin 16年を飲んだことがなかったのだ。
グラスについでもらって、まず見る。グラスにとろっとした、あしが伸び十分に熟成が進んでいることがわかる。それから、一口舌に転がす。強いピートの香りにスモーキー、ぶどうのような甘さ、飲んだときは、ラム酒のような甘さとピリッとした刺激、飲んだ後は蒸留所によくある若いモルトの香りが鼻から抜けてくる。一口のなかに、麦の16年の歴史を一瞬にして体感した感じがした。いや、これはすごい。ほんとにビックリ。こんなうまいモルトがあったなんて。

お互いこの日は3人で、Caol Ila、Bunnahabhainnをそれぞれ飲む。

ビリヤードをしてちょっと遊んだあと、寝る。

ちなみ、The Harbour Inn Hotel。最高である。アメニティと寝心地はよすぎて、男の子一人で寝るのはもったいない。正直に言えば、よほど懐が温かい人は別として、宿代以外にお金を使うことをオススメしたい。
そんなことを考えつつ、静かな夜は更けていく・・・

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つっ、ついにアイラ島に来ちゃいました。

アイラ島のウィスキーを巡る旅 その2 

9月11日(日曜日) グラスゴーの街の散策

朝 散歩。
川沿いを歩く。早く目が覚めてしまった二人にお付き合い。息も白くなるくらい、ひんやりした空気が気持ちいい。日曜日の朝だけであって、人通りはほとんどない。欧州は、すでに秋は始まっている。乾燥していて涼しい空気が、べたついた日本の夏を忘れさせてくれる。

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朝食 典型的なコンチネンタルブレックファースト。味は普通。

街歩き:朝9時すぎに出発するも、日曜日だけあってほとんど人なし。
人のいない目抜き通りといわれるところを徘徊する。見所の教会は、午後からのオープンするので、バスターミナルで空港までの時間をチェックしたり、町の大きさを確認するようにあるく。
最初の目的地は、なぜかホワイト&マッカイの本社ビル。
そびえるビル↓

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ついでにグラスゴーの人気にサッカーチーム。
  セルティックとレンジャース
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(店は当然朝早いのでやってません。)


街中では、ウィスキーショップを良く見かけます。
それもかなりの、品揃えのものです。
分かる人、この一品の価値を教えてください。
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昼飯:スープ&パン。
ちょうど胃にやさしくおいしく食べることができた。うまい!
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気候:天気がよくなると気温は上がり、朝の装備でいると暑くなる。
 (ちなみに、僕はpatagoniaのシンチラフリースにレインシャドウジャケット。朝はこれぐらいでちょうどいいぐらい。パタゴニアはアイラ島でカナダ人が着ているのを見た程度。欧州では人気ないのかしらん。)

午後は、グラスゴー教会へ。欧州の教会にある高い天井とステンドグラスが特徴。黒い石は、イタリアの教会よりは、ドイツの教会に近い。カタコンベか、地下のスペースも広く充実している。パイプオルガンを聴くことができる日曜日の11時以降のミサが見所だったかもしれない。ぜひ、後から行く人は聞いてきてください。
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そう、ここでサコサンがダリの絵を見て固まったのでした↑

美術館や博物館の展示も無料ですから・・・ぜひ。

夜に向けて買出しを行う。ギネス・カットフルーツ・ヨーグルト・チーズ・ワイン、明日の朝ごはん用のパンとチョコ、スープ、桃で3000円。
こんなとき、男3人でシェアできる状況がうれしい。コスト的にも、多く買うことができるので安くすんでいるはずである。

まだ2日目なのですが、なぜだか日本食に逃げた。
その名も「わがまま」
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早すぎるけど、安いし手軽なのでチョイス。
味は、フライドライスなら食える。
3人いるためそれぞれが、かならず違うものを頼む。
リスクヘッジはバッチシ。今回ハズレは麺を頼んだサコサン。
伸びきったパスタのような麺のようなものにケチャップソース。
日本食でないのは間違えない。それでも、男の子は完食!!



男3人。

一人は缶詰を見たがり、一人は車を見たがり、一人は女の子を見たがる?
二人が飛行機に夢中になれば、一人はキルトを見たがる?
一人がサッカーに興味があれば、一人はスノーボードしか興味がない?

きっと、ウィンドショッピングをする場合、どの窓にそれぞれがひきつけられるか。
傍にいる人とどんなことを語るのか。

「この缶詰すげー」っていうのか、「この車すげー」っていうか、「この本がすげー」って言うのか。

これまで、それぞれが選んできたものが違うことがわかる。

点でばらばら、三者三様。

小さなこだわりとかそういう一つ一つが個性を作っているんだよ
なぁ…などと思った一日でした。


でも、共通のキーワードは「ウィスキー」
これがあるからここまで来たのだ。


いよいよ明日は、アイラ島に上陸です。


たけさんとお気に入りの車↓
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↑このにやけた嬉しそうな顔。

アイラ島のウィスキーを巡る旅 その1 

9月10日(土曜日)

日本を出発、時差の関係で現地時間ではその日の夜に着きます。

BAの機内食関連会社のストライキにより、イギリス国内線、イギリス発の国際線のBAには機内ミールサービスがないとのこと(旅行当時)。ロンドン着以降のご飯が出ないため、ヒースロー空港で5ポンドのバウチャー(食事券)が発行された。
それでギネスとポテトチップス、水。で5ポンド(1000円)。本場はアイルランドだけども、この大陸では初ギネス。
幸せなグラスゴー行のフライト前。

ヒースロー空港からグラスゴー空港には約45分で到着。
空港でセルティックに移籍したばかりの中村のユニフォームとサインを見つける。そこのおっさんも、僕らが珍しげに見ていると、「今日はセルティック勝ったよ!」とフレンドリーに話しかけてくれる。強力な戦力の加入を喜んでいるようだ。

↓やっぱりあった日本じゃ着れないデザインのTシャツ
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さてさて、街に出ます。

■海外旅行にはコンパスを!
海外で一番怖いのは、土地勘のないところにいきなり放り出されること。
バックパッカーは、こんなとき方位磁石(コンパス)を使う。道の名前と方位を一致させると、今どこに向かっているか、わかりやすくなる。ザックに一個磁石をくっつけておくことをオススメします。基本は、山でやることと同じと思ってもらえればよい。最初の段階で正しい方向に進むことが大事。
ちなみに、英語だからまだ良いものの、イスラム圏、アジア圏、ロシア圏などを旅する際には必須。だって道路表記がすでに記号だからね。

バスから放り出された僕らは、アジア系の顔立ちの日本人は目立つ。バックパック一人のときは、町を知ったかぶりして歩くのだけど、スーツケースは音もするし隠しようがない。
「みんな、そんなにじろじろ見ないでくれよ。」って内心思いながら、ガラガラガラガラ・・・
セントラルステーションについたときは暗くなりかけ、夏の気候に慣れた身体からすれば、グラスゴーの夜は、相当寒かった。

■グラスゴーの街の雑感
夜の街は、最初治安が悪そうに感じた。
でも、2泊する中でそんなに危険でもないと判断。元気があればパブにいってもよかった。酔っ払いは土曜の夜などは多そうなので、いちゃもんに注意するのは、日本の歌舞伎町のマナーと同じ。蛇足ですが男三人もそろっているものの、町をうろついている兄ちゃんたちの体格は立派、ちょっと蹴散らせそうにない。

そんなこんなでなんとか、本日の宿を何とか無事到着。

Alexander Thomson Hotel, Glasgow
320 Argyle Street, Glasgow, Strathclyde, G2 8LY  glasgow.jpg


■ホテルの予約について
受付で判明したのは、ネットでホテルの予約ができていなかったこと。
予約サイトの、「Britain Express」のグラスゴーのエリアでホテルを予約してあったはず。
しかも予約を取れたとの折り返しのメールの返信があるけれど、これが結構いい加減。今後利用される方は、改めて電話等で直接確認することを勧める。でもこのサイトのよいところは、イギリス国内のサイトだけあって他の日本語などで表示されるサイトよりも多くのホテルを網羅してため、選択肢が広いところである。きっと自分の懐具合と、行動範囲、趣向によって選べると思う。くれぐれも予約の確認は慎重に。

■グラスゴーの宿選び
ちなみに、アイラ島に行くにあたり別にグラスゴーに何も求めないという人は、とりあえず中央駅もしくはブキャナンバスターミナル近くがお勧め。なぜなら、これらが街の中心でもあり、アイラ島に向かう空港へのバスにすぐに乗れるからね。上記のホテルのネットで地図も見ることができるので、参考にしてみてください。


幸い空きがあったため、スイートルームなるところへ。
3人だけど、ダブルベット一つ、シングルベッド一つの部屋に。
それで一人30£(約6000円)。朝飯つきです。
当初はシングル33£と聞いていたけれど、安いからよしとする。
ベッドメークはあり。エレベータあり。
日本の中の下のビジネスホテル並。可もなく不可もなし。

スイートだぜ!!!!いえいl
どんなもんかと思ったけど、結果はこれ↓
IMGP0275.jpg ちなみに、スイートルームの定義は下にあります。

「タケさん!居間がないっすよっ。」
 注:タケさんは一緒に行った仲間の一人。

落ち着くと、腹が減る。この時間からレストランに入るのは、気が引ける。フィッシュ&チップスを買ってホテルで食べようとするも・・・味と量に圧倒され食べられず。イギリスのフィッシュ&チップの洗礼を初めて受けた。
まずい!!!
夜中やっているような、普通の売店で買ったんだけどもそのほとんどを手をつけずに捨てたことを白状したい。


さて、日曜日はグラスゴー観光から始まります。

※suite roomの定義(プログレッシブ英和中辞典)
(ホテルなどの)特別室,スイートルーム(居間と寝室が一続きになっている豪華な部屋

アイラ島 イントロダクション 




アイラ島について、改めて基本的なことをざっと説明してから、
日記を更新したいと思います。
(そうでないと、僕らのはしゃぎぷりが伝わらないかなぁとおもって)


■ウィスキーの種類

ざっと、ウィスキーにはこんな種類があります。

材料別の分類

○モルト・ウィスキー
大麦麦芽(モルト)のみを原料とするもの。一般的に、単式蒸留釜で2回(ないし3回)蒸留する。少量生産に適合的で、伝統的な製法。もっとも、大量生産や品質の安定が難しい。
 代表例:マッカラン、グレンフィディック、ラフロイグなど

○グレーン・ウィスキー
トウモロコシ、ライ麦、小麦などを主原料にするもの。連続式蒸留器で蒸留する。

○ブレンデッド・ウィスキー
モルト・ウィスキーとグレーン・ウィスキーをブレンドしたもの。大量生産や品質の安定に適合的。
 代表例:バランタイン、ジョニーウォカー、オールドパーなど

○ライ・ウィスキー
主に北アメリカで生産される。ライ麦を主原料とする。

で、一般的に飲まれているのは、ブレンデッド・ウィスキーです。
ブランド名もよくご存知かと思います。大体40種類程度のモルトを
混ぜることによって、飲みやすい味や香りに仕上げているもの。


産地による分類

産地などによって原材料や製法に違いが見られ、
そのため以下のように区別されます。

 スコッチウイスキー
 アイリッシュウィスキー
 アメリカンウィスキー
 カナディアンウィスキー
 ジャパニーズウィスキー

これが世界の五大ウィスキーとされています。


■ウィスキーのなかの一つがスコッチ!

上記の通り、
スコットランドで造られるウィスキーをスコッチ・ウィスキー
または単にスコッチと呼びます。
仕込みの際に、泥炭(ピート、Peat)で麦芽を燻蒸するため、
独特の香気(スモーキー・フレーバー)があるのが特徴的。


■アイラ島のウィスキー魅力

ここまでスコットランドまで狭めてきたところで、
その中でもなぜアイラ島なのか?

この答えは、アイラ島には、現在7つの蒸留所があり、
その全てが個性的なウィスキーを生産しているからです。
東西32キロ、南北40キロほどの島に、3400人ほどの人口。

場所は、このリンクが面白く
欧州の中でアイラ島の場所を示してくれます。
 (コンティニューボタンをどんどん押してください)
 http://www.visit-islay.com/roadto.html

この島のウィスキーの魅力は、ピートと呼ばれる泥炭の香りと、
島に吹きつける潮風、磯の香り、そしてピートの中をくぐってきた水。

世界中のウィスキーのファンであれば
「一生に一度は行ってみたい!」とあこがれる場所でもある。


■アイラ島のもう一つの魅力


アイラ島は、単にウィスキー産業があるだけではなく、
人の素朴さ、豊かな自然、歴史がある。

アイラ島をドライブすると驚くことに、
行きかう車どうしのドライバーが手を上げて挨拶するのである。
ついでに、笑顔のおまけもついてくる。
それは、僕らが日本人だからではなく、島の習慣だそうである。

僕もドライブ中にある人は手を振ってくれ、ある人は親指を
ハンドルから上げ、ある人は人差し指一本立ち上げる。

その仕草のかっこいいこと、嬉しいこと。


自然は、鳥はバードウォッチングのメッカになるほどの、
海はアザラシを見ることができるほどきれい。
ワタリドリの、飛来地になっているのかもしれない。


■アイラ島との偶然の出会い・・・

このブログでも書いたことがありますが、お酒の中で
ウィスキーが好きで、その中でもバーボンでもなく、ブレンデッドでもなく、
スコッチの中でも、アイラ島のモルトが好きで、その上に行っちゃったということ。

これは、相当に偶然の偶然が重なってできることです。

単純言えば、アイラモルトは1つの
アルコール飲料に過ぎないわけです。

なぜ、そこまで行ったの?
って思うのが普通の人の反応かも知れない。


やまぎがアイラ、アイラと書いているので、まだ飲んだことない方も
飲んでみなきゃと思っているかもしれませんが、
これは、相当臭い酒です。(漢字で書くとひどそう・・・)

久しぶりに、アイラのモルトを友人にすすめた結果、
「消毒液だぁ!あの、昔の喉につけられたやつ!!」
ってな感じに、ぼろくそに言われました。

僕も最初は、ブレンデッドのなかでもピートの香りの強くない、
マッカランが好きでした。

僕も、「あんなくさい酒は飲めない!」と思っていました。

最初は、母親がもうチョコで喜ばない僕らに、バレンタインのときに
アイラモルトを選んできたことから始まったのかぁ・・・

そこから、だんだんとあの香りにとりつかれるようになったようです。


アイラ島では、言葉で何かを表現するよりも、
それに「うまい!!」って日本語+最高の笑顔で
言っているほうが伝わるのです。

「そーか、そーか、この味をわかってくれるのね!」って、
そんな顔で満足そうにうなずいている店の人も何も言いません。

クセがあるから、みんなが好きな香りではないはずです。

だからこそ、遠い島国の日本からはるばる来た異邦人への
まなざしは、とても優しい。


モノはためし、一度近くの酒屋で覗いてみてくださいな。
小さなミニボトルでもいいから・・・

氷はいれずに、まずはストレートで味わってください。

そして、香りが強すぎると思えばちょっと水を注して。

苦手だと思ったら、封をして置いておけばいい。

1年経つ間に、また飲みたくなり、
その香りが貴方を放さなくなるかもしれません。


長々とイントロダクションを書いたのも、
写真を眺めていて、あまりに、はしゃいでいるこの3人の様子が
アイラモルトファン以外の人には、伝わらないんじゃないか
そうした気がしたからでした。

モルトのファンが増えることを祈りつつ・・・

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